酸素浸透性を示す指標はDK値(酸素浸透係数)
酸素を通さない、合成樹脂素材で作られたソフトコンタクトは、レンズに含まれる水分の含有量である含水率の数値で、「目に供給される酸素の量や目の細胞にかかる負担がどの位であるか」を判断します。
一方で、シリコーンハイドロゲル素材のソフトコンタクトレンズ・ハードコンタクトレンズが、「どのくらい酸素を通すのか」という酸素浸透性を示す指標には、DK値(酸素浸透係数)が用いられます。
しかし、このDK値。
数値だけで全てのコンタクトレンズの酸素浸透性の大きさを比較するのは難しいということがわかっています。
コンタクトレンズのDK値の基準値は?
コンタクトレンズの酸素浸透性を示すDK値は、高い数値のものほど角膜が呼吸しやすく目に優しいと判断され勧められがちですが、実は全てのコンタクトレンズ製造メーカーに共通する基準値は存在せず、メーカー各社によって「自社基準値」で公表している指標なのです。
一方、「コンタクトレンズと目の間にある角膜の表面に触れている酸素の量」を示す指標であるEOP値は、最大で裸眼時の21で、コンタクトレンズを装着することで酸素の割合は低くなり、基準値は一律です。
コンタクトレンズのDK値とEPO値の違いを比較
ある2社のメーカーのコンタクトレンズのDK値とEOP値を比較してみましょう。
A社のコンタクトレンズ@⇒EOP値=15に対しDK値=23
A社のコンタクトレンズA⇒EOP値=18に対しDK値=105
B社のコンタクトレンズ@⇒EOP値=13.4に対しDK値=216
B社のコンタクトレンズA⇒EOP値=15に対しDK値=250
このように、レンズの厚みやカーブだけでなく、DK値の計算方法はメーカーによって違いがあるため、『DK値の数値だけでは、同じメーカーのレンズは比較が出来ても、違うメーカー同士の比較は出来ない』という結論になります。
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