近視は遺伝するって本当?

近視は親から子供に遺伝するの?

直接的な近視の発症原因は、長時間近くでものを見る生活を続けることによる「目の疲労」から始まります。

しかし、このような『環境的要因』だけでなく、両親からの体質を受け継いだことによる『遺伝的要因』も、近視を発症する要素としてあげられます。

では、両親が近視の場合、子供も必ず近視になってしまうのでしょうか?



近視の原因となる遺伝のパターン

 「〇〇ちゃんの目は、お父さん(お母さん)にそっくりね。」というように、両親(または片親)が近視で、奥行き(眼軸)が長い目を持っている場合の『形』を受け継いだことによる遺伝は、外見だけでなく、『近視になりやすい目の性質』を受け継いでいることになります。

 一方、両親共に近視ではなく、眼軸の長さも平均的なのにもかかわらず、「自分の遺伝子が将来的に眼軸が長くなるような設計図」になっている場合の『見えない遺伝』もあります。

それらはさらに、「目の疲労の有無にかかわらず無条件に発症するもの」、「目の疲労や生活習慣によって条件付きで発症するもの」、というように、『遺伝』の意味を考えると、近視の発症要素となる
『遺伝的要因』には、実に複雑なパターンがあるということが想像できます。

 

近視が出現する時期と進行しやすい時期

両親から近視になりやすい要素を受け継いでいたとしても、生まれてすぐの赤ちゃんが近視であることはなく、『遺伝的要因』による軸性近視が表れてくる時期の多くは6歳以降です。

 また、完成した大人の目よりも、成長途中にある子供の目の方が環境による刺激を受けやすく、近視が進行しやすい傾向にあります。

よって、近視が発症し進行していく過程には、長時間近くでものを見続けることによる、『環境的要因』が大きく関わっていることがわかります。

 このようなことから、親からの『遺伝的要因』は、近視になる危険性を受け継いだ可能性があるだけにすぎず、両親共に強い近視なら、その可能性は増す事にはなりますが、「遺伝子はあくまでリスクファクターの1つである」と考えられます。



近年の生活習慣と子供の近視

 勉強のために机に向かう時間も多く、テレビや携帯ゲーム機、スマートフォンが普及し、近くでものを見続ける時間が増える一方で、自然の中でボール遊びなどをするなど、遠くを見て目の筋肉を休める機会が減りつつある現代の子供達には、やはり近視が増える傾向がみられます。

 遺伝による近視発症に関しては様々な議論がありますが、両親が近視の場合、子供も必ず近視になってしまうのかというと、その可能性は100%ではありません。

 『遺伝的要因』による近視発症のリスクを踏まえた上で、子供が小さな頃から、近くでものを見続ける時間を考慮し、時々遠くを見て目を休ませる習慣づけをしていくことで、近視を予防、または発症する時期を遅らせ、強度の近視へと進行することを防ぐことができるといえるでしょう。

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