遠視と近視の両方で使えるコンタクトレンズ?
「今までのコンタクトレンズでは、近くのものが見えにくくなった」「薄暗い場所で小さな文字が見えにくい」「近くを見る作業をしていると以前よりも疲れやすくなった」・・・
そんな症状が気になる人や、加齢による老眼の進行などに対応できるコンタクトレンズが、『遠近両用コンタクトレンズ』です。
遠近両用コンタクトレンズの見え方はどんな感じ?どんな人に向いていてどんな人に不向きなの?ここでは、そんな疑問を詳しく解説していきます。
遠近両用コンタクトレンズ(同時視型)の仕組み
ソフトコンタクトレンズに用いられる遠近両用コンタクトレンズは、「同時視型」と呼ばれています。
同時視型レンズは、遠く用と近く用のレンズが1枚の空間に重なって入っているもので、「見たいものを常に脳の中で選択する」という、私たちが元々持っている目と脳の仕組みを上手に利用して、遠くにも近くにもピントが合うように作られたコンタクトレンズです。
人は常に、目に映る遠くの映像と近くの映像のどちらを優先させて見るのかを脳で決めています。
例えば、ブイサインをした指を顔の前に出して、指を見ることに集中してみると、指の間やその周りの景色は目に映ってはいるものの、「見ている」と認識出来るのは指だけのはずです。
これは、2本の指以外を「存在しないもの」として、脳が処理することで、見たいほうの映像だけを残しているからなのですね。
遠近両用コンタクトレンズは見えにくい?ゴーストとは?
実は、遠近両用コンタクトレンズを使用することで得られる視力は、8割位だと言われています。
人によって個人差もあり、近く用の度数(老眼)が強い人だとそれ以下の視力しか出ないこともあります。
それは、上記で挙げた、ブイサインの指の間や周りの景色のように、「存在しないもの」として脳が処理したはずの、ぼやけた映像が残ってしまうことが原因で、見ているものが若干二重にぼやけて見える状態を「ゴースト」と呼んでいます。
裸眼の状態だと、ゴーストに対する脳の自然な処理能力によって視力に支障が出なくても、遠近両用コンタクトレンズを装着している、ある意味不自然な状態では、自然な処理能力では追い付かず、ゴーストが処理されずに残りやすくなるのです。
遠近両用コンタクトレンズが向いている人・不向きな人
遠近両用コンタクトレンズは、乱視がある人、具体的には「乱視マイナス1.00以上の人」には不向きとされています。
見るものがにじんだりぼやけるという乱視の見え方も一種の「ゴースト」なので、さらにゴーストの残りやすい遠近両用レンズを使用するとますます見えにくくなってしまうからです。
さらに、遠くも近くもしっかりと見えないことにストレスを感じる「神経質な人」は、遠近両用コンタクトレンズには不向きかもしれません。
自分は神経質な性格かも・・と自覚されている方は、よりクリアな視界を得られる眼鏡の使用を検討されることをおすすめします。
一方、遠近両用コンタクトレンズは、遠くも近くも「生活に支障のないレベル」に見えるようになりたい人に最も適しています。
さらに、眼鏡のかけ外しの手間を無くしたい。老眼鏡を使いたくないといった人にも向いています。
テレビを見ながらメモをとりたいとき。
ショッピングで値札を見るとき。
パンフレットを見ながらレジャーを楽しみたい・・・。
遠近両用コンタクトレンズを使うことで、手元の見えにくさが軽減されれば、日常の様々なシーンを快適に過ごせるメリットが沢山あることでしょう。
それぞれのライフスタイルに合わせて、自分に最適なコンタクトレンズを選びたいものですね。
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