視力が落ちると失明するの?
目が悪くなると最後は失明するの?

もともとの視力が1.2〜1.5あった人でも、どんどん近視が進行して0.01程度になってしまうことも少なくありません。

 視力計測に使われている、アルファベットの「C」に似た記号、『ランドルト環』を用いた一般的な視力表は、最低0.1までの視力測定が可能で、それ以下の視力測定は、視力表までの一定距離をを少しずつ縮めながら行われます。

 さらに、0.01以下の視力測定に関しては、ランドルト環ではなく、「出した指の数」が何センチのところで見えるかという検査をするわけですが、ここまで視力が低下してしまうと、「このまま失明してしまうのではないだろうか。」という不安が脳裏をよぎります。

 では、本当に目が悪くなると最後は失明してしまうのでしょうか?先に結論を言ってしまうと・・・その答えは『NO』です。しかし、注意すべき点も存在しています。


「見ること」と「光」の関連性

「見る」という行為は、目の中のレンズに反射した光が情報として脳に伝わり、「光を感じること」によって成り立っています。

したがって、「目が悪くなって失明する」という現象は、「光を感じることができなくなること」を意味しています。

 たとえ近視によって視力が著しく低下していても、光を感じにくくなったり、目の前の風景が暗闇になることはありません

 光によって目の中に映像は伝わっているものの、目の中にある「眼軸」の奥行きが長くなることにより、ピント合わせを柔軟に行うことができず、ぼやけて見える状態が近視なのです。

 眼軸が長くなることによって生じた網膜上のブレの程度によって、眼鏡やコンタクトレンズの度数を調整して視力を上げることを「矯正」といいますが、矯正によって良好な視力が得られる目であれば、近視がどれだけ進行しても失明してしまうことはありません。



強度近視(病的近視)のリスクと眼科受診のすすめ

 眼鏡やコンタクトレンズの処方を受ける時以外で、眼科を定期受診している人は少数だと言われています。皆さんはご自身の『近視度数』というものをご存じでしょうか?

 近視が直接の原因となって失明することはありませんが、近視度数がマイナス8D(ディオプトリ)を超える、『強度近視(病的近視)』に進行してしまった場合、網膜剥離・緑内障・黄斑変性症など、失明の原因となる目の病気を発症するリスクが高まることがわかっています。

 近視による急激な視力低下の背景には、失明に繋がる大きなリスクがあることを理解した上で、まずは眼科受診によって自らの近視度数を知ることが大事です。

そしてマイナス8D以上の強度近視が判明した場合は、定期的に網膜や眼底の検査を受け、重大な目の病気の早期発見・早期治療に努めることが大切。

これから続く長い人生において、
失明の危険性から目を守るために大切なことだといえるでしょう。

 「最近、急に視力が落ちてきたかな・・・」そんな時は、迷わず眼科を受診しましょう。


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